クトゥルフ神話のRPG「SAVE」⑨ついに娘と再開

SAVE_9 (1)

前回は、ちかせかいで装備を整えて終わった。

一応、ストーリ的にはこれが最終回だ。

正直に言うとラスボスを倒せる自信がないのだが、あのアイテムを乱発して挑もうと思う。

ということで、玉座の前の広場から始める。

※例に漏れずエンディングまでのネタバレがあるので注意!

ぎょくざ

いきなり玉座に行くのではなく、玉座の前の広場みたいなところに出た。

周りが雪だらけだが、ここにも生物はまったくいない。いかにも冒険の最後、みたいな雰囲気を感じさせる。

そればかりか、BGMもぜんぜん流れない。

とりあえず焚き火で回復して体力を回復し、いつものように魔方陣を勝手に書き換える。

これで、ラスボスに負けてもいつでも戻ってこれるようになった。

来たところをまっすぐに進むと緑色の重厚な扉が見える。なにやら細かな紋章が入れられていて、ちょっとかっこいい。

周りの壁には黒い泥が見えるが、これを覚えておいてほしい。

扉を開け、いざ娘を助けに。

勝手に主人公が前に進むと、ついにニョグダが現れる。

しかし、なぜか少年の姿で、しかも何も話してこない。

なんか笑みがどこぞの商人に似ているが、もしかしてニョグダはあいつの化身なのか?

いろいろ調べてみるとニョグダは地位の低い地の精らしいので、そうであってもおかしくない。

と考えていたら、ボス戦に。

戦闘画面でも、ニッコリ微笑んでいるニョグダ。今まで戦った神の中でも、一番人間に近い形をしている。

ここの怪しげで盛り上がっていくBGMが結構好きだ。

神様だから手加減をしてくれているのか、最初の方は簡単にダメージが入る。

ある程度ダメージを与えると、第二形態へ。

ダメージを受けても、ニッコリしている。

今気づいたのだが、第二形態のニョグダは左目がなくなっていて、右足と左足に損傷を受けている。1周目のときは倒すことに気をとられていて気づかなかった。

第二形態は先ほどよりも攻撃が激しくなるので注意。

結構なダメージを受けつつも、なんとか勝った。

しかし、簡単に倒されてくれないのがラスボス。

後ろに引きつつも、まだ立っていられるほどの余力は残っているようだ。

やはり左目が抉れている。この「なにこれ?」みたいな顔が子供っぽい。

わけがわかっていなさそうな表情のまま、画面が暗転。

そして、おまちかねの第三形態へ。

なんと、ニョグダの正体はこの黒い塊だったのだ。

さきほど外に垂れていた黒いものもニョグダの本体だったというわけになる。

あまりの圧倒的なオーラに、逃げ腰になるビヤーキー。

顔を下に向け、戦意が削がれている。

実際に、一歩後ろに下がっていることから本気で怖がっているようだ。やはり、同じ神話生物だと相手の能力を正しく理解してしまうのかもしれない。

しかし、ここでくじけずに相手を威嚇する。

そればかりか、相手の方に一歩踏み出した。

しかも、かなりの威嚇をして、だ。

眦が上がっているのが、わかる。

シュゴスもそんなビヤーキーを見て決心がついたのだろう。顔をキリっとさせ、覚悟を決めて一歩前に。

最後に主人公が前に踏み出して、ついにラスボス戦だ。

敵は、もちろんニョグダ。こいつは、攻撃もさることながら状態異常追加の攻撃をするひじょうに厄介な敵だ。

最初はそのまま攻撃をしていると落とし子を2体召還する。

そいつらを一掃するためにビヤーキーのするどい竜巻で全体攻撃。全員のHPが余っているのなら、ショゴスの重いのしかかりで相手のスピードを下げる。

ショゴスが状態異常になりにくい体質なので、神水とりんぷんを交互に使いつつ回復。

どうしてもやばい時は素早い主人公が神水を使う。

後半になるとビヤーキーとショゴスのMPが足りなくなるので、水晶の欠片で回復し、攻撃続行。

ビヤーキーのするどい竜巻が強いので、落とし子を倒した後でもするどい竜巻を連発。

全員状態異常になってボコボコにされないよう神に祈りつつ、神水を使い、MPも回復する。

そんな防御重視の戦法を取り続けているうちに……、

勝った……。

正直、勝てないかもと思っていたが、なんとか勝てた。

全員状態異常になったときは諦めかけたが、なんとか勝てた。

どうやら主人公の感想も同じものだ。

思わず、伴侶の名前を呟く主人公。

だが、まだ主人公の目的は達成されていない。

娘を探さなければ。

ちかのこや

奥に進むと感動的なBGMが流れ、廊下に出る。

廊下には3つの部屋と面しており、1つ目の部屋にはあるイベントが起こる。

※ドット絵のグロ注意!

人形やおもちゃが置かれているのを見ると、ここはナキモノちゃんが関わっている人の部屋だと分かる。

あの血もおそらくナキモノちゃんのお母さんなはず。

相変わらず、表現がきつい。

調べると、「ナキモノちゃんの亡骸を置いていく?」と出るので、もちろん置く。

当然の事だが、道中でナキモノちゃんの亡骸を使ってしまった場合はこの選択が出ない。

ゲーム画面には特に何も起きていないが、ここでは主人公の善人度が1上昇している。

1つ目の部屋を後にし、2つ目の部屋へ。

何も置かれていないが、棚には「落とし子計画」と言う書類が見られる。

長いので、いかに記載。

我々はニョグダ様のご威光を
全宇宙に知らしめるべく、
ニョグダ様の子たる「落とし子」を
多数生み出す方法を画策してきた。
知っての通り、
目覚めて間もないニョグダ様には
知識と記憶が無い。

現在の状態では、
ニョグダ様は交配を
成すことができない。

ゆえに、ヴードゥーを得意とする魔術師を
仲間に引き入れ、利用して、
人形にニョグダ様の魂を一時的に
固定することにした。

予想通り、人の形をとることでニョグダ様は
人間との交配ができるようになったが、
多少の好き嫌いがあるようだ。

一度交配してしまうと母胎はすぐに裂け、
落とし子を産んで死んでしまうので、
穢れの無い女性をたくさん集めてくるように。

これで、娘が連れ去られた理由もわかった。ただ、結果としてすでに被害は出ている。

先に進み、鏡を確認。

「先ほどから体じゅうに違和感がある……」と出ているが、大丈夫なのか。

ちょっとまて。

これちゃんとハッピーエンドになるんだろうな。

不安に思いながらも、鍵を見つけ、ついに娘と対面。

食べるなよ?と思いつつENTERをクリック。

話を進めていたら、すぐに「お母さん!」と呼んでくれた。

どうやらトゥルーエンドとは違い、面影は残っているようだ。

母親の元へ駆け寄るキティ。

これ一回上げて落とされないよな、と不安に思っていたが、ふつうに家に戻ってきた。

だが、主人公は帰りたくないようだ。

嫌々ながらも家に入ると、時間が進んだらしく、夜になっている。

そして、前半のうちに助けられたおじいさんと会話。一番最初に主人公に火の粉を教えてくれた人だ。

主人公をなだめつつ、意味深な会話をするおじいさん。

儀式とは、いったい何なのだろうか。

そして、なぜ新しい住まいを探さねばならないのだろうか。

意味がわからないまま、右の方に進む主人公とおじいさん。

おそらく、主人公の部屋の右にあった部屋に行っているのだろう。

そのまま画面が変わり、主人公と伴侶とキティの写真が映る。

そして、そのままエンディングロールが流れ、なぜか墓が写された。

これはただの予想だが、主人公はこれまでの道中で徐々に汚染されていた可能性が高い。

鏡に映っていた主人公は顔が黒く、右の頬にもその影響が現れていたので、ニョグダの影響を受けた可能性もある。

そして、おじいさんは主人公の親であり、彼が命を犠牲にして主人公の呪いを解いたのだろう。

主人公の墓だとも思ったが、おじいさんは主人公に対して「2人で逃げろ」と言っていたので、つじつまが合わない。

そう考えれば「親は子供のために何でもできる」というセリフにも納得できる。

感想

話が長くなったが、これでSAVEのハッピーエンドは終わりだ。

おそらく主人公は娘のキティを連れて、別の家で暮らしているに違いない。おじいさんが儀式をしてくれたため、呪いもだんだん回復していくだろう。

ただ一つ気になるのが、ビヤーキーとショゴスの行方だ。

ハッピーエンドだと主人公は娘とともに暮らしていることになるため、ビヤーキーとショゴスを連れて行くのは難しいようにも感じる。

一応、ふしぎなお守りがあるため連れて行けないことはないだろうが、その辺の事情がよく分からない。

ただ今まで一緒に旅してきた仲だし、主人公にも懐いていたので、できるなら連れて行ってほしいとも思う。

何はともあれ、SAVEは一旦、終了させていただく。

ここまで長かったが、最後まで見ていただきありがとうございました。

また、別のゲームでお会いしましょう。